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2017年3月09日

 

比石妃佐子

 

比石妃佐子 は バルセロナ 在住 、 か の 地 で 故 アリシア , · ラローチャ から ねんごろ な 指導 を 受け 、 スペイ ン もの の エキスパート と 目 さ れる ピ アニスト 。 最近 、 ラローチャ の 意向 を 尊重 し た グラナドス 《 ゴイェスカ ス 》 の 新校訂譜 を も 公に し て いる ( 音楽之友社刊 ) 。 加え て 今年 は グラ ナドス 没後 100 年 に あたる ため 、 今秋 の 来演 リサイタル は 、 いきおい < ゴイェスカス 》 全曲中心 と なっ た 。 作曲者 が ゴヤ の 時代 、 1800 年前後 の マドリード に 思い を 馳せ 、 当時 の マハ と マホ ( 姿 も 心 も 粋なスぺ イン ぷり  を 身上 と する 男女 たち ) を 幻 の 主人公 として 音 に 描き上げ た 《ゴィエスカス 》 は 技術的 に も 、 また 個性的 な ロマン 的情緒 の 表現 に も 特有 の 難し さ を 伴う レパートリー だ が 、 比石 は 終始 、 堂 に 入っ た 弾き ぶり を 示し 、 「 さすが は …… 」 と 思わ せる 域 を 披露 し た 。 この 人 の リサイタル は 幾度 も 聴い て き た が 、 当夜 ほど 、 田高弘門下 の 逸材 」 を 実感 さ せ た こと は ない " ( 10 20 , 東京文化会館 ( ) < 濱田滋郎 >